20年の時を経て再び開いた『フォト・リーディング』のページ。
あの頃、革新的だった読書法が、今、私の日常に新たな光をもたらすことになろうとは。
この再会が、かつての情熱と現在の私とをどう結びつけるのか。
その驚きのシェアさせてください。
『フォト・リーディング』と『フォーカス・リーディング』の比較
実は大変驚いたのですが、『フォト・リーディング』と『フォーカス・リーディング』、基本的なところは、めちゃくちゃ似てます。
より感覚的なのが『フォト・リーディング』、
より理論的なのが『フォーカス・リーディング』かなと感じました。
頭の中でまったく別物と考えていた読書法。
似てるところが多すぎて驚きました。
例えば、
「集中力を高める」
- 『フォト・リーディング』− みかん集中法
- 『フォーカス・リーディング』− 一点集中法
「視野の考え方」
- 『フォト・リーディング』− ブリップ・ページ
- 『フォーカス・リーディング』− 観の眼
「読書への取り組み方」
- 『フォト・リーディング』− TPO
- 『フォーカス・リーディング』− TPO
などなど。
技術確立時期考察
『フォーカス・リーディング』の技術の確立が2001年くらい。
『フォト・リーディング』は英語書籍が1999年出版(もしかしたらもっと前かも?)。
日本語版初版2001年で、2004年30刷の謝辞に開発されて15年という言葉が寄せられているところから逆算すると、1985-1990年に確立した技術かな。
この『フォト・リーディング』は、神田昌典氏が監訳して世に広めたところ、一気に認知され、ついでマインドマップの技術も素晴らしかったので、あっという間に情報収集・整理のツールとしてその地位を確立しました。
だから、『フォーカス・リーディング』の技術が『フォト・リーディング』と重なるのはごく普通なのかもしれない。
別に悪いことでもなんでもないよね。
▼もっと詳しく
フォト・リーディングは、従来の速読法を超える読書法の一つで、脳の潜在能力を最大限に引き出し、短時間で大量の情報を吸収する技術です。この方法では、本を高速でめくりながら、視覚的イメージとして情報を脳に直接送り込むことに重点を置きます。
フォーカス・リーディングは、読書時に集中力を高め、理解度を向上させるための読書法です。この方法では、テキストに対する深い理解と記憶の定着を目指し、読書中に意識的に集中することが重要とされます。
よく考えれば似ている特徴
1. 視野を緩める
『フォト・リーディング』の特徴的なキーワードは、「ブリップ・ページ」です。
「ブリップ・ページ」は、見開きページを眺めていると真ん中に新しいページが浮かび上がる、というテクニック。
書籍の中では、「ソーセージ効果」と紹介されていて、だれでも簡単にできる。
1.壁の一点を集中して見つめる
2.両手を眼から約40-50cmの距離へ持っていく
3.人差し指の先を合わせる
4.合わせた指先のすぐ上にある壁の一点を見つめる
5.指先と指先の間に第3の指が見えてくる(これがソーセージのように見える)
これは何をやっているかと言うと、眼の視野を分散、視界をやわらげ、周縁視力を向上させている。
そして、『フォーカス・リーディング』でも、「眼の緊張をとること」はとても大事で、力を抜いて文字を眺める指導をしている。人の眼の認識範囲、その周辺などしっかりと科学的に解説してくれているので信憑性が非常に高い。
しかし、『フォト・リーディング』のページを映像化して脳内に記憶するというのは信じてない😅。
ごめん、これは無理。できる人はいるのかもしれない。実際にそういう人って2名ほど居たなあ。いわゆる天才タイプの人ね。
ここでは、眼の力を抜くということが大事なのだ、というポイントのみに集中してほしい。
2. TPOを設定する
さらに、読書への取り組み方。
TPOが大事である。
ただ闇雲に本を開いても自分の血肉にはならないよ、と。
『フォト・リーディング』で説かれるTPO
- 何のためにこの本を読むのか、そして最終的に何をしたいのか
- その文書は自分にどのくらい重要なのか
- どのくらい詳しい情報が必要だろうか?
- どれくらい時間をかけられるだろうか?
『フォーカス・リーディング』で説かれるTPO
- 時間設定
- 目的意識
- 状況把握
似てませんか?その他にも色々とあるのですが、最後にもう一つ。
3. 超重要なポイント「疑念をもたないこと」
まさに悪魔の言葉😂
これですね。
疑念を持つと駄目なんですよ。
「どうせできないし」なんて思ってると絶対にできない。
なんかの自己啓発みたいですが、これが基本にないと駄目です。
話は変わりますが、私も日々、キッチンで探しものしてますw
あまり褒められたものではないですが。
このとき、
「買ったから絶対にある」
「ここに置いたはず」
という前提で物を探しますよね
探す時って、色や形など具体的に思い浮かべて探しませんか?
するとそれが眼に入ってきて見つける。
見るから無いと発狂しますよね〜。
子どもに、
「冷蔵庫から○○をとって」と言うと、
子どもは面倒臭がって?探す気がない?のですぐに、
「ない」
というんです。
そこで、
「冷蔵庫の扉の真ん中にある青い蓋のやつ」
とか、
「冷凍庫の右上」
というと
「あったー」と(あるよね、そりゃ)。
私はあると信じて頼んでいるけど、
子どもは「面倒」「ないよそんなもの」と思って探している。
なんか新しい技術、とくに「速読」という胡散臭い(失礼)技術を身につけようとすると、これと同じような気持ち、ないですか?
実際にマスターした人の言葉があったとしても。
信じられない、と。
これは、速読にかける期待値の違いでもあるなあ、と思うのです。
これは断言します。
10分で一冊って、初心者ができることじゃないです。
それこそ、基本をマスターして何ヶ月も何年もかけて習得した技術なのです。
悩み、試行錯誤して経験を積み重ねていった先のゴールです。
最初からここを目指すと挫折します。
これを踏まえて最後に。
今日学んだレッスンの中からの一言をシェアします。
今日、速読学習で学んだこと
はるか先のゴールをみてると落ち込む。それよりも学習する前の自分、昨日の自分と比べてください。すると、ここまでできた、確かに少し早くなった気がする、と思えるはずです(こんな感じだった)
ホーくん、乱入😂
私も20年経って初めてこの「速読」を俯瞰できるようになったかもしれません。
若い頃に気が付きたかったなあと思うのですが、ここまで積み上げた読書や沢山の経験があってこそとも思うので、これが私の人生だったのでしょうね。
50歳を前にして改めて速読に取り組んでよかった。
まさか自分がブログに速読記事を書くなんて夢にも思いませんでしたから。
このブログがこれから速読に取り組もうとしている方のヒントになれば幸いです。
今日の読書速度測定記録
まだトレーニングに取り組んでないけれど、別の本でももう一度測ってみました。
- 書籍「ポジショニング戦略」
- 平均文字数 550
- 3分で読めたページ数 8
- 1分あたりの文字数 1456文字/分
- 理解度 70%(B)
- 読書日 2024.2.24
- 書籍「アイデアのちから」
- 平均文字数 700
- 3分で読めたページ数 5.5
- 1分あたりの文字数 1283文字/分
- 理解度 80%(B)
- 読書日 2024.2.24
あなたの速読体験やテクニックなど聞かせてね
実際に速読でバリバリ本を読んでいる人も、かつて挑戦したことがある人も、体験談とかシェアしていただけたら嬉しいです。
私も久しぶりに速読という技術を掘り返してきて楽しみ始めました。
これってただの技術で、ほんとはこの先のことが大事なんですよね。
語学を習得することに例えるならば、ゴールは習得することではなくて、その習得したものをどう自分の人生に活かすのか、というところでしょう。
難しい資格をとっても活用しないならば資格マニア(悪くないよ、全然)ですし。
そして、悲しいことに使わなければ能力・技術もサビが来る、ということ。
これからの人生で大事にしたいことを日々継続して生きていきたいです。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
記事で紹介した書籍
もし紹介した書籍に興味があればぜひ。
フォト・リーディング
- 書籍「フォト・リーディング」
フォーカス・リーディング
- 書籍「フォーカスリーディング」
- 3分間で読めたページ数「11」
- 文字x行数「40文字x16行」(約640文字)
- 理解度「高」
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という仕組みを早く取り入れたい。😅
もちろん、シェアしてくれると泣いて喜びます♪
おまけ
もっと情報はないかなと思って Youtube を探したら、フォト・リーディングもフォーカス・リーディングもありましたので、ぜひ御覧ください。