昨日は、一点集中、スムース追跡1、2に加えて3に取り組みました。
初めてこの記事を見つけてくださった方に各練習について簡単に説明します。
昨日までの練習
昨日まではこのような練習をしました。
- 一点集中
紙の上の小さな点を1分間見つめて集中力を高める練習 - スムース追跡1
紙の上に描かれた線の上をイメージした視線でなぞる練習 - スムース追跡2
テンポに合わせて意味をなさない文字列を順番に追っていく練習 - スムース追跡3
メトロノームを使って変化するスピードに合わせて行を移動していく練習
擬似的な速読を体感できる練習だけど疲れる
それぞれの練習は、集中力を高めるため、視線の移動をスムースにするために大事な練習なので、速読練習する前に時間をとって取り組んでます。
昨日の練習時間は1時間くらいだったのだけど、終わった頃には肩こりになってました。
肩こりになる原因
これは、文字を追いかけてる時に、目に力が入り、身体に力が入っているから。
最初は勝手が分からないので肩こりになる人が多いのだそうです。
どんな運動でも初めてやるスポーツって筋肉の使い方が違うから、翌日起き上がれなくなる経験をしたことがないですか?私は、スキーやスケートを初めてした時、まったく起き上がれなくなるくらい足がフラフラになったのを今でも覚えてます。
速読も集中して文字を追いかける、行を追いかけるということをしてますので、知らずしらずのうちに身体に力が入ってしまうのです。何度もやっていくうちに解消されるらしいので最初は耐えましょう!
肩こりを防止するには
定期的に首や肩を回したり、身体のストレッチを取り入れましょう。身体を動かしてないので身体的な疲れを感じにくいのですが、視野を動かす練習は確実に身体を疲れさせていますので油断されませんように。
練習に取り組むときの姿勢と呼吸
もう一度書きますね。
背筋を伸ばし、書籍やディスプレイを目の高さより少し下に置き、顔からは約30cm離れた位置が理想的です。また、深くリラックスした呼吸を意識することで、集中力を高め、瞑想状態に近いリラックスした読書体験が可能になります。
特に、腹式呼吸は、心身の緊張をほぐし、より集中した状態へと導きます。→椅子を変える、という方法もあります(ページ下部でご紹介しますね)
前置きが長くなりました。
今日の練習をご紹介します。
感覚を掴むリズム練習
毎日練習に入る前、一点集中とスムース追跡1、2をやります。
いきなり高速リズムにあわせることはできないし、この2つの練習は初級者でも上級者基本なので必ず取り組みます(上級者は時々調整がてらに取り組むのが良いかと)。
練習するのは、スムース追跡で利用したフォームと、そのフォームの左側にある第4ステージの文字量が左右見開きにある新しいフォームです。
一点集中
- まずは「一点集中」から。これは、紙に描かれた一つの点をじっと見つめるシンプルな練習ですが、集中力を高めるには非常に効果的。紙の上の小さな点を1分間、そして3分間見つめ、その後目を閉じて残像を確認します。
このシンプルな練習によって、集中力を養う基礎を築きます。しかし、実際にやってみると、この一点を見続けることの難しさに気づかされます。周りの誘惑(特にスマホの通知!)をシャットアウトし、一点に集中するこの練習は、現代社会で失われがちな「集中する力」を取り戻す第一歩です。
集中力スムース移動(右側)
- 次に、「集中力スムース移動」。これは、一定のパターンを描いた線を目で追いかける練習です。上から下へ、そして上へと曲がりくねりながら動くこの線の動きを追うことで、眼球の動きをスムーズにし、読書時の視線の移動を効率化します。
しかし、単に目で追うのではなく、線の上に乗るイメージを持ってゆっくりと追いかけることがポイント。これにより、眼に無理な力が入らず、自然と目が線に沿って動くようになります。
この練習を通じて、私は読書時の視線移動が以前よりもずっと滑らかになったことを実感しました。
集中追跡(左側)
- そして、「集中追跡」。こちらは、意味のない文字列をゆっくりと追いかける練習です。50音などのランダムな文字列を使い、一つ一つの文字に目を留めながら行頭から行末まで追います。この練習により、読書時に文字一つ一つに意識が行き過ぎることなく、全体を俯瞰しながら読む力が養われます。
そして、「集中追跡」。こちらは、意味のない文字列をゆっくりと追いかける練習です。50音などのランダムな文字列を使い、一つ一つの文字に目を留めながら行頭から行末まで追います。この練習により、読書時に文字一つ一つに意識が行き過ぎることなく、全体を俯瞰しながら読む力が養われます。
スムース追跡
- 仕上げに、「スムース追跡」。これも、意味のない文字列をゆっくりと追いかける練習です。ひたすら視点移動の練習をするため、メトロノームで強制的にスピードをコントロールします。
スピードが早くなればなるほど、目の動きが僅かに動くくらいにまでなっていく。この域に達するまでは時間がかかりますが、目標イメージとして取り組んでいけばよいと思います。
練習内容
最初はスムース追跡フォームを使って、様々なリズムに合わせて文字を追いかけ、行を移動していく練習をひたすらやりました。約45分くらいでしょうか。
先の記事でもその練習方法を書きましたが、ざっくりこんな感じ。
メトロノーム(iOS)アプリの画像も貼っていますので、設定してみてください。
- 1.3拍で1ページ 3秒(アプリ値 60)
- 2.3拍で1ページ 2秒(アプリ値 90)
- 3.3拍で1ページ 1.5秒(アプリ値 120)
- 4.3拍で1ページ 6秒
- 5.3拍で1ページ 9秒
- 6.3拍で1ページ 12秒
※iOSアプリのダウンロードはこちら(無料)
そして、今日は1拍1行の練習をしました。
1.1拍で1行 1秒(値 60)
2.1拍で1行 0.75秒(値 90)
3.1拍で1行 0.5秒(値 120)
メトロノームを用意したので、実際に聞いてみてください。
この組み合わせを緩急織り交ぜてひたすらリズムに合わせて行を追っていきました。
あーでもない、こーでもない
当然、最初から1拍1行(1秒以下)についていけるわけありません。
どんどん置いていかれます。
しかし、それは当然なので慌てないようにしましょう。
私も久しぶりで盛大に遅れてしまいました。
まず考え方を変えないといけません。
超高速の時は、絶対に1文字ずつ読めるわけない!ということです。
では、なぜこういう練習をしているのか?
これは私の見解ですが、「視野を広く保ち、隣の行へスムースに移動できること」が目的なのではないのかと。
やってみるとわかるのですが、これめちゃくちゃ難しいです。
しかし、ずっとこの速度にさらされると、上のように考え方が変わってきます。
だけど最終的には読まないといけないので、何も考えずに移動するわけにはいきません。
ピッ という音がなった時にどうすればいいのか。
それはその音に合わせてレーザーが上から下へ流れるように移動するイメージを作ります。
最初はそれを追いかけることは出来ません、というか最後までレーザーが届きません。
しかし、このスピードになれてくると、たまに成功することがあるんです。
!!!できた!!!と安心すると途端に置いていかれるのですが、喜びは大事にしましょう!
まだこの段階では文字一つずつなんて追えないし、意味なんてわからないのです。
ともすれば、隣の行への移動すら失敗してしまいます。
そう、まだまだ先は長いのです。
焦らず、じっくりと取り組みましょう。
練習で大事なこと
まずは呼吸を整えます
つぎに視野を広く保つために、自分の意識を後ろに置く(目前心後。後ろから自分の姿を見つめるイメージ)こと。
そして、姿勢が乱れないこと。
一度に全部注意が及びません。
一つ気がついたら直していく、という感じで常に自分をモニターしながら練習するのがコツです。
今日は立って練習しました
先のページでも少し触れたのですが、私は普段から立ってパソコン作業をしています。スタンディングデスクでずっと立ちっぱなしです。25分ごとに休憩をとることもあれば、1時間でも2時間でも立ちっぱなしでいることに苦しくないのです。
実は立つと自然と身体も起き上がり(猫背になることもあるけど)呼吸もしやすくなりますし、なにより、、、書店で「立ち読み」を想定したら立って読めると良いわけです?😂
私はいつか書店の一棚を全部速読で読むってのが夢です。
やってみたことありますが、通常の速度ではまずきついですね。
あと、周囲の音が意外と気に障ってました。
速読の練習をして集中力を鍛えたら、この問題も解決するかな?
話がそれましたが。
速読は技術で、技術を体得するには時間がかかって当たり前なのです。
じっくりと取り組み、3ヶ月後のGW頃には速読が出来上がっていることを夢見ています。
今日はここまでです。
文中で触れた椅子について
姿勢を整えるのに正座をずっとするのも疲れますよね。なので椅子を変更してみることをおすすめします。
座って作業している人むけ
子供向けに買ったつもりが大人も楽に座れるので便利。最初はおっかなびっくりですが慣れると本当に楽です。お値段が高いですが堅牢な作りなので学習机の如く末永く使える一品ですよ。
立って作業している人向け
スタンディングデスクで作業をするようになってからは、この椅子に変えました。あまり前に傾けると滑るので注意が必要ですが、ちゃんと背筋を伸ばせて座れるのです。リーズナブルなのが嬉しい♪
あなたの速読体験やテクニックなど聞かせてね
実際に速読でバリバリ本を読んでいる人も、かつて挑戦したことがある人も、体験談とかシェアしていただけたら嬉しいです。
私も久しぶりに速読という技術を掘り返してきて楽しみ始めました。
これってただの技術で、ほんとはこの先のことが大事なんですよね。
語学を習得することに例えるならば、ゴールは習得することではなくて、その習得したものをどう自分の人生に活かすのか、というところでしょう。
難しい資格をとっても活用しないならば資格マニア(悪くないよ、全然)ですし。
そして、悲しいことに使わなければ能力・技術もサビが来る、ということ。
これからの人生で大事にしたいことを日々継続して生きていきたいです。
最後まで読んでくださりありがとうございました。